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EPISODE 2 「ペインクリニックでの気づき。」

  • 執筆者の写真: Tomomi Masuda
    Tomomi Masuda
  • 2018年2月26日
  • 読了時間: 6分

 痛みが起こってから4か月ほどたち、もうこれ以上痛みに耐えることはできないと感じた私は、痛みのコントロール専門外来であるペインクリニックを受診することにしました。ペインクリニックというと、腰椎ブロック注射やその他強力な痛み止めで、とにかく痛みを感じなくする場所とイメージしていましたが、実際はイメージしたそれとは違っていました。痛み止めは飲みすぎるくらい飲みましたが、それでも効かず、強力な痛み止めでは副作用でめまいや吐き気を起こすこともあり、薬はもう飲みたくないと思っていたので、ただ痛みを止めるのとは違うと分かって安心しました。


 ペインクリニックでどんなことをやったかというと、痛みの度合い(今何ができて何ができないか)をチェックしたり、一日の活動を記録していつどの程度痛むのかをシートにまとめたり、痛むときにどんなことを感じるかを観察する、ということを何週間かかけてまず行いました。「・・・え?どうしてそんなことするの?痛みを改善したくて来てるのに」それが率直な感想でした。(白状してしまいました。先生本当にごめんなさい!)しかし、この「痛みを客観的にとらえる」という姿勢が、私にとっては痛みを大きく改善するきっかけとなったのです。


 ヨガをずっとしてきたので、自分の体や心を観察しコントロールすることには慣れているはずでした。しかし、今度は痛みに体や心がコントロールされている状態になっている。まずはそこに気づく必要がありました。相変わらず痛みは消えていませんでしたが、他に漢方薬や鍼灸治療などの東洋医学の力も借りて痛みが緩むこともあったので、心にも少しゆとりが生まれていました。痛みを一歩引いてみようとしたとき、ふと「物事を見るときの色眼鏡をすべて外して真理をみる心をやしなうヨガというものを私はずっとやってきたじゃないか。思考・感覚・感情をコントロールすることをずっと練習してきたじゃないか。今やっていることは、まさにヨガなんだ。私は今、大好きなヨガをしているんだ」そんな思いが湧いてきました。そして、体を動かすことはできないけれども、瞑想なら少しの時間できるかもしれない。そう思って、毎朝の瞑想の習慣を取り戻しました。数呼吸でも、一分でもいいから、毎日少しづつ続けました。痛みの渦中にいると、八方ふさがりのように不自由さにばかり気を取られてしまうかもしれませんが、客観的に痛みを観察してみると、痛みがあるときに「情けない」「痛いのは嫌だ」「改善をあきらめる」などの心を持つときには痛みはずっと重く感じ、「痛みとうまく付き合おう」「痛みを受け入れて生活していこう」と前向きな時は痛みは軽く感じることがあります。痛みはその時の心の在り方によって、感じ方が大きく変わるのです。瞑想を続けていると、痛みの感覚が和らぐともに、痛みを軽くする心の持ち方を心がけられるようになり、私の意識も随分変わりました。痛みがあることを受け入れ、痛みがあっても調和して生きていこうと思うようになりました。そして、今の自分なりの目標を先生と一緒に決めました。もうしばらく仕事には復帰できないだろうけど、趣味でもいいからヨガを心から楽しめるようになりたい。私はそう目標を立てました。(※瞑想での詳しい変化についてはEPISODE4でご紹介しています)


 ペインクリニックでは他にも、運動療法(簡単なストレッチを数種類)を教わって、今でも毎朝晩行っています。筋肉を動かすと、男性ホルモンが分泌され痛みに強くなる(痛みを感じにくくなる)効果があるということ、ずっと動かしていないということで血行不良が起こり痛みを増強している可能性があるから動かした方がいい場合もあることなどの説明を受け、看護師さんにやり方を教わりました。誰でも簡単にできて、大きく主要な筋肉をバランスよく動かす、とても効果的なストレッチでした。運動療法は、痛みに直接影響はないように感じられましたが、明らかに気分はよくなっていました。筋肉は、筋膜におおわれて頭の先からつま先までつながっているので、主要な筋肉がストレッチされると他の筋肉にも影響を与えます。血の巡りがよくなって、気がよく通るようになったと感じましたし、呼吸も深くなり以前よりも安定した心が持続するようになったと思います。運動療法は日々を気持ちよく過ごす大きな助けとなりました。


 わたしはペインクリニックの皆さまに大変感謝しています。特に、診てくださったペインクリニックのT先生の素晴らしいところは、先生ご自身が非常に自然体であるということ、そしてどの患者さんに対してもその人の痛みという症状だけを見るだけではなく患者さんの体や心、生活を含めた全体を捉えていらっしゃることでした。(診察室の外でも「T先生はよく話を聞いてくださっていいわよね」と患者さん同士が話していて、信頼のおける先生なのだと思いました)先生が先生ご自身でおられたので、私も等身大の私自身でいられました。飾ることなく時にはつらくて正直に泣いて、苦しいことを吐き出して、たくさん聞いていただきました。家族にも痛みの話はしますが、家のムードの暗くなるので話したくないことも多かったのです。何度もペインクリニックに通って痛みと向き合ううちに、本来のわたしってどんな感じだっけ?わたしは人生で何を成し遂げたいんだっけ?わたしはどんなときに、幸せだと感じるんだったっけ?そんな私の原点にも立ち返っていくことができました。


 私の本質とは・・・もともととてものんびりしていて、幼少期から他の子は走り回って遊んでいるのに私はゆったり空を眺めてぼーっとしているようなほのぼのした子供でした。そんなゆとりを持つ生き方が、私のバランスのとれた生き方なのかもしれないと思いました。(インドの伝統医学アーユルヴェーダでも、その人の本質は受精の時に決まっていて幼少期の在り方がそれに近いと考えています)好きなことを、自分のペースで、自分の感性で伝えていけたら、調和して生きていけるんじゃないか?そんな生きるヒントも見出しました。しかし、調和して生きるのにはまだ痛みが大きすぎて、自分を保つことで精一杯でした。痛みの問題。仕事の問題。生活の問題。お金の問題。まだまだ課題が山積みで、これから先どうすればいいかは、まだ見えない状態でした。


 次の変化のきっかけとなったのは、1年程前に出会った一冊の本でした。





#痛み#ペインクリニック

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